移転、移転と思いつつも、今年は担当する作品数が多く(しかも、この時期一斉じゃん・・・)、なかなか思うように計画が進まない今日この頃。
『PROMISE 無極』の特集も国内盤が発売されるまでにはUPしたいのですがね。
そして、そのサントラの初発の感想です(今日、ようやく予約していた店に入荷された・・・遅)。
彼らしいリズムやメロディーに、お馴染みのヴォーカルと、非常にバデルトさんの持ち味が活かされているスコアです(大別するとバデルトさんには、ゲームミュージック的なアクション系の曲と『タイムマシン』のような聞かせる系の曲がありますが、今回のスコアは後者です)。
所々、『タイムマシン』や『K-19』、『Ned Kelly』を想起させる部分もありますが、それは似て非なるもの。今までのどのスコアとも違った幻想的な曲に仕上がっています(曲を聴く限り、アクションではなくドラマですね)。
一曲あたりの時間が長いせいもあるかもしれませんが、曲ひとつひとつにストーリーがあり、ひとつの曲の中で、さまざまなメロディーとリズムが次々に展開されていきます(映像とどう合わさるのかが楽しみです)。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のように、ノリの良いリズムで「燃える」サントラではなく、『PROMISE 無極』はじっくりと聞くに堪えるサントラです(POtCのようなノリの良い曲は収録されていません)。
やはり、今までの作品の中で最高のスコアと言えるでしょう。客観的に見ても、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞などにノミネートされてもおかしくない出来です。今回は中国映画ため、米国のサントラサイトでも取り上げられていないのが残念でなりません。